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なで肩のサムライ

当代一の坂本龍馬フリークと言えば、武田鉄矢さんではないでしょうか?

武田鉄矢の代表作「金八先生」の名前は坂本金八。

もちろん坂本龍馬にあやかったネーミングです。

龍馬伝では、坂本龍馬の師匠である勝海舟役を熱演していますね。

「今度は龍馬を育ててみませんか?」と大河ドラマのプロデューサーに

口説かれたそうです。そのときは万感の思いがこみあげたと言います。

その武田鉄矢さんが「私塾・坂本竜馬」という本を出しました。

本の腰巻には「この男に魅せられて42年。わが竜馬かぶれ一代記」とあります。

私などは、龍馬かぶれ歴はわずか10年足らず、武田さんの足元にも及びません。

武田さんは司馬遼太郎の「竜馬がゆく!」を常に持ち歩いているそうです。

何かにつけ本を開き、何度も何度も読み直しいるとのこと。

武田さんは龍馬道の黒帯、いや、もはや家元と言っても過言ではありませんね。

Photo

さて、その「私塾・坂本竜馬」の中にとても興味深い記述がありました。

それは、龍馬が残した1枚の写真。

大刀を腰に差し、ブーツを履き、椅子に座っている写真でした。

武田さんは、龍馬の肩が異常なほど、なで肩であることに注目します。

女性でも、これほどのなで肩はいないだろう、と思うほどのなで加減なのです。

一見、サムライらしからぬ様子なのですが、これには深い理由があったのです。

古武術道の大家・甲野善紀氏によると、なで肩こそ剣客の証とのこと。

武士たちの修行は徹底した脱力技術の会得だったと言うのです。

身体のどこかに殺気がこもると肩に力が入る。

肩をいからせているようでは、一瞬の間で斬り合う修羅場で一呼吸遅れる。

呼吸の遅れは死を意味する時代ですから、納得できますよね~

Photo_2

例えば、メジャーリーガーのイチロー選手は究極の打法を「脱力」と説きました。

サッカーの中田英寿選手のキラーパスは、まさしく脱力による技でした。

ゴルフの石川遼くんも肩関節のやわらかさに世界のトッププロを驚かせました。

龍馬と同じ時代を生きた、新撰組の土方歳三も剣客として有名ですが、

その土方さんの写真を見ても、同じようになで肩が確認されています。

なで肩こそ、達人の証明。

そう言えば、業種にかかわらず、熟練工たちの動作というものは

無駄な動きがなく、流れるように見えますもんね~

どこに力が入っているのか解らないほど、やわらかい動作で黙々と仕事をする。

まだまだ未熟な私は、つい肩をいからせ、力みかえって仕事をしてしまいます。

時々、厳しい顔になり、とげとげした言葉を吐き、怖い様子にもなったりします。

いかん!いかん!いかんゼョ~!

もっと、穏やかに、柔らかく、力を抜いて、なで肩で仕事をしなくては!

あなたはどうですか?最近、肩が凝っていませんか?

肩で風切る生き方よりも、柳に風が如く、なで肩でいってみましょうよ。

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